「取調室」―真実のために戦う刑事、罪を隠蔽する犯人。そこは、彼らにとって最後の戦場―。
2014年1月より4シーズンに渡りテレビ朝日系列で放送されたドラマ「緊急取調室」。可視化された特別取調室で厄介な被疑者と対峙する、捜査一課の取調べ専門チーム「緊急事案対応取調班=通称・キントリ」。天海祐希演じる叩き上げの刑事・真壁有希子と、クセ者揃いのベテラン取調官たちが、一筋縄ではいかない犯人との“言葉と心理戦による駆け引き”を行いながら、事件の裏に隠された「真実」を暴いていく。「取調室」という密室で繰り広げられる“言葉の銃撃戦”により、真実を撃ち抜かれる被疑者たち。警察官、弁護士、医師、キャスター、教師、棋士、サラリーマン、霊能力者、主婦、活動家、高校生、ロボット、実業家、プロボクサー、オウム…これまでのシリーズで取調べた被疑者の数は、およそ100名! 探り合いの応酬、緊迫の頭脳戦。キントリメンバーの痛快でユーモア溢れる会話と熟練のチームワークで、これまで数々の事件を解決に導き、日本中の多くのファンを魅了してきた。そして―
捜査一課の取調べ専門チーム「緊急事案対応取調班=通称・キントリ」。可視化された「取調室」という密室の戦場で、“言葉の銃撃戦”を繰り広げ、一筋縄ではいかない被疑者をマル裸にしていく—。
超大型台風が連続発生し、国家を揺るがす非常事態の最中、内閣総理大臣・長内洋次郎(市川猿之助)は、災害対策会議に10分遅れて到着する。さらに、その「空白の10分」を糾弾する暴漢・森下弘道(佐々木蔵之介)が現れ、総理大臣襲撃事件が発生する—。
警視庁は、森下の起こしたテロ事件を早急に解決するため、キントリの緊急招集を決定。真壁有希子(天海祐希)らキントリチームは取調べを開始するが、森下は犯行動機を語らないどころか、取調室に総理大臣を連れて来い!と無謀な要求を繰り返す。森下の取調べが行き詰まる中、長内総理に“ある疑惑”が浮かび上がる。
「総理を取調べたいんです。」有希子は真相解明のために総理大臣を事情聴取すべく動き出すが…。
熟練のチームワークと緊迫の心理戦。キントリは全てを懸けて、前代未聞の取調べ…内閣総理大臣との最後の闘いに挑む。
兵庫県生まれ。1996年に連続テレビ小説「ひまわり」、2001年には大河ドラマ「北条時宗」を執筆。「GOOD LUCK!!」「白い巨塔」(03)、「14才の母」(06)、「昼顔」(14/ドラマ・17/映画)などヒット作を生み出し続けている。
常廣監督とは「緊急取調室」シリーズ(14~23)、「BG~身辺警護人~」シリーズ(18・20)でタッグを組んでいる。「マチベン」(06)で、芸術選奨文部科学大臣賞、向田邦子賞を受賞。
愛媛県生まれ。1994年にテレビ朝日に入社。1999年の制作センター配属後、ドラマの演出を手がける。
主な担当作品に、「緊急取調室」シリーズ(14~23)、「BG〜身辺警護人〜」シリーズ(18・20)、「dele」(18)。また、脚本・井上由美子とのタッグにより「緊急取調室」第4シーズンが、東京ドラマアウォード2022連続ドラマ部門優秀賞を受賞。
緑黄色社会は、2021年に放送されたテレビドラマ「緊急取調室」(4th SEASON)の主題歌「LITMUS」も手掛けており、2度目のタッグとなる。「さもなくば誰がやる」は、劇場版「緊急取調室 THE FINAL」のために書き下ろされた楽曲で、作詞・作曲を長屋晴子(Vo.)が担当。“キントリ”チームがこれまで積み重ねてきた情熱や想いを代弁するかのようなメッセージが込められた歌詞を、最初の一音から最後の一音に至るまで息をつかせない緩急が巧みに織り交ぜられたオルタナティブな空気感をまとうサウンドに載せた、緑黄色社会の新たな一面を見ることができる楽曲に仕上がっている。
この度、劇場版「緊急取調室 THE FINAL」の主題歌を担当させていただくことになりました。
「LITMUS」で主題歌を担当させていただいたドラマ第4シリーズに続いて、劇場版、しかも完結作という大事な作品において主題歌を担当させていただけるということで、 大変嬉しく思っています。
今回シリーズ完結作ということで、ラストを飾るに相応しい曲をという想いで気合いを入れて制作に臨みました。
出演者のみなさんも、作品をご覧になるみなさんも、全員がスッキリした気持ちになれる、もしくは前に進めるようなものにできるよう意識した歌詞だったり、曲の始まり方も新しいトライをしていたりするので、そういった部分にも注目して聴いていただけたらと思います。
作品で流れているところも拝見させていただいたのですが、自分たちが堂々と言えてしまうくらいバッチリでした!
歌詞もアレンジもすべてが作品の雰囲気とマッチしていて達成感もありましたし、この作品と関わることができて本当に幸せだなという気持ちになりました。
「さもなくば誰がやる」、華々しいラストを前向きな気持ちで迎えられるような楽曲に仕上がったと思いますので、みなさんにもそういう風に感じていただけると嬉しいです。
緑黄色社会さんへ
劇場版「緊急取調室 THE FINAL」の主題歌を、緑黄色社会さんが担当してくださいました。
また緑黄色社会さんに緊急取調室の世界を豊かにして頂ける事、とても嬉しく思っています。
「さもなくば誰がやる」
次の世界へ、次のステージへ、また、新しい明日へ。
自分の足で、確実に進んで行く… そんな姿を、強く応援してくれる曲です。
キントリの世界にしっかりと寄り添ってくださる、この曲を聴いていると、キントリの今までの日々を思い出し、懐かしさで一杯になります。キントリ最後の門出を、希望の光で照らしてくださり、深く感謝するばかりです。ぜひ、劇場版「緊急取調室」と共に楽しみにして頂けたら嬉しいです。
緑黄色社会さん
本当に素敵な主題歌をありがとうございました。心から感謝致します。
緑黄色社会の皆さんには『緊急取調室』の連続ドラマ第4シリーズの主題歌「LITMUS」をご提供いただき、また、ボーカルの長屋晴子さんには、ドラマ本編にも警察官役でご出演いただくなど、深い繋がりを感じております。
「LITMUS」は非常にドラマにマッチしていて、キントリの持ち味である大人っぽいエンディングにぴったりでした。
今回、キントリは劇場版でファイナルとなるのですが、その主題歌も前回のご縁もありまして、スタッフ満場一致で、緑黄色社会さんにお願いすることにいたしました。
そして、書き下ろしていただいた楽曲を聞かせていただいたのですが…まず! めちゃくちゃ驚いてしまいました。こんなにも映画に寄り添い、主人公・真壁有希子を投影してくれていて、キントリの世界観にマッチした主題歌があるんだろうか!!
いやもう、何だか、めちゃくちゃピッタリで、驚いてしまいました。
そんな、とっても素敵な楽曲だったんです。
その主題歌「さもなくば誰がやる」を書き下ろしてくださいました緑黄色社会さんに、スタッフキャストに代わりまして、心から感謝申し上げます。
この映画で、キントリはファイナルです。もちろん一抹の寂しさは伴いますが、キントリチームを前向きに明日に向かって送り出してくれる力強いこの楽曲と共に、FINALを迎えられること、本当に嬉しく思います。
これまでの9年間の感謝の気持ちを込めてお届けします「劇場版 緊急取調室」ですが、素敵な緑黄色社会さんの主題歌とともに、是非ご期待ください!